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インプラントメーカー

目次

歯科治療に使われるインプラントを製造するメーカーは、世界中に数百社あるといわれています。

世界中にある多くのメーカーの中でも長期の臨床実績を持つ、信頼できるメーカーを製品とともにご紹介しています。

信頼できる主なインプラントメーカーを紹介!

ブローネマルク(ノーベルバイオケア社)

ノーベルバイオケア社は、スイスのクローテンを拠点とするインプラントのメーカー。

インプラントを用いた歯科修復の世界的リーダーのような存在で長い臨床実績があります。

社名にもなっているペル・イングヴァール・ブローネマルク博士の骨結合に関する画期的な研究から60年以上にわたりインプラントサイエンスのパイオニア的存在として、業界の先進的な標準となった多数のインプラント製品を展開しています。

ブローネマルク博士は、骨とチタンが実際に付着しているという事実を発見し、1965年にチタンインプラントを患者さんに埋入しました。

ストローマン・インプラント(ITI)

ストローマン社は、スイスのバーゼルに本拠を置き、世界70カ国以上で事業を展開する世界的にも大規模な歯科インプラントメーカーです。

1954年創業し、半世紀以上もインプラント業界でシェアを伸ばし続けています。そのため、世界で多くの患者さんにストローマン・インプラントが埋入された実績があります。

長持ちするインプラントとして信頼があり、日本でもストローマン社のインプラントしか使わないという歯医者さんもいるそうです。

アストラ・インプラント(アストラテック社)

アストラテック社は、スウェーデンを本拠とするインプラントメーカーです。メーカーの製品は世界中で古くから使われ、高い実績をあげていましたが、日本で認可がおり、使用が開始されたのは1996年からです。

アストラ・インプラントは、骨との結合が非常に早く、強い構造になっているため治療期間が短く、インプラント埋入から、7週間で治療が終了するそうです。

デンツプライシロナ(デンツプライシロナ株式会社)

歯科医療機器や歯科材料の製造と販売、さらには材料の輸入やサポートサービスの提供をする会社です。東京に本社を構え、医療従事者向けのショールームや営業所、工場など国内14ヶ所で展開しています。

インプラント製品では、世界4大インプラントメーカーの一つと言われる「アストラテックインプラントシステム」を取り扱っていることで有名。

元々はスウェーデン生まれのインプラント製品で、「アストラゼネカ」という製薬会社の子会社「アストラテック」で販売されていたという経緯があります。現在、親会社はデンツプライシロナとなっています。

他にも、インプラント周囲の骨吸収を抑えたドイツ製の「アンキロス」や、同じくドイツ製で骨密度が低い場合でも安定した初期固定が得られる「ザイブ」を取り扱っています。

バイオフィックス(松風バイオフィックス株式会社)

京都生まれの歴史あるメーカーです。1922年に創業し、歯科材料及び歯科用機器の製造・販売をする「株式会社松風」が独自開発した歯科用インプラントシステム「バイオフィックス」。

純国産で、特徴的な形状の製品デザインは国内特許登録も取得しています。

大きな特徴としては、インプラントを埋める土台となる骨質を選ばず、軟らかい骨質も対応が可能なことです。

保証期間は10年あり、価格も大手海外メーカーと変わりません。

Bicon(バイコンジャパン株式会社)

1968年にアメリカで誕生したメーカーです。インプラント体の長さが短めに作られた「ショートインプラント」に定評があります。

ショートインプラントが選ばれる理由は、患者の身体と費用の負担を少なくできることです。

インプラントを埋める骨の大きさなどに制限がある人でも、ショートインプラントを使えば骨を増やすための手術を受ける必要がなくなり、治療期間や費用を懸念することなくインプラント治療を受けられる可能性があります。

AQBインプラント(AQB・ABIインプラント株式会社)

「Simple is the Best」をコンセプトに開発され、シンプルな形状と術式で、パーツやツールの少ないインプラントです。

手術や治療に要する時間も短縮できるため、患者の負担が抑えられます。

インプラントを埋め込む時間は、麻酔時間をのぞいて1本10〜15分程度。骨との結合にかかる時間は、患者の状態により1ヵ月から2ヵ月程度という、業界最短の治癒期間が特徴です。

さらに、手術は1回法が可能なので、これまでインプラントが受けられなかった糖尿病や心臓病などの出血傾向のある患者でも治療が受けられる可能性があります。

国産社製なので、より日本人の顎骨の規格に近いと評判です。

プラトン(株式会社プラトンジャパン)

医療機器の製造販売や動物用医療機器を販売する「株式会社プラトンジャパン」が開発したインプラントです。

特徴は企業や研究施設の考えのみにとらわれず、臨床現場の声を積極的に取り入れていること。これからのインプラント治療の普及・発展のため日本の臨床医が開発したシステムを利用しているので、臨床医に即した製品の構築・開発ができたのです。

きめ細かいシステムに定評があります。インプラント体を埋める顎の骨の幅が小さいとされる日本人にも適したサイズの製品です。韓国やベトナムなどアジア圏にも輸出しています。

TSシステムインプラント(オステム社)

韓国国内市場において高いシェアを誇るインプラントメーカーで、開発費を抑えているため比較的安いインプラントを作っています。

品質の高さと安全性を保障するCEマークやclass-IIIを通過しており、その技術力は世界的に認められています。

また、近年世界シェアの上位になったことから、アジアを代表するインプラントメーカーとしても有名です。

オステム社のインプラントはアジア人に合うように作られているので、日本国内でもよく使われています。海外製のインプラントは高いものも多い中、韓国製のオステム社のインプラントは価格を抑えたい人向けだといえるでしょう。

BIOMET 3iインプラント(ジンマーバイオメット社)

ジンマーバイオメット社はアメリカの会社ですが、確かな技術力と品質の高さで世界38カ国に販売拠点がある有名なインプラントメーカーです。

臨床成功率がとても高いことでも広く知られており、骨が不良な部位における治癒実績を持つインプラントして世界各国で重宝されています。

ジンマーバイオメット社が作るインプラントは、表面性状「オッセオタイト」についての特許を取得しており、周囲炎になりにくいと評判は上々です。

Zirkolithインプラント(Zシステムズ社)

Zシステムズ社は、スイスにあるインプラントメーカーです。

豊富な実績を持つZシステムズ社は、その知識を用いてジルコニアのインプラント作っています。Zシステムズ社のジルコニアインプラントは、その性能の高さからアメリカFDAヨーロッパCE双方の許認可を取得しています。

全てがジルコニアセラミックで作られたフルジルコニアのインプラントは、金属を使用しておりません。

金属アレルギー反応が心配される人や審美性の高いインプラントを探している人は、Zシステムズ社のインプラントが合っているでしょう。

POIEXシステム(京セラ社)

京セラ社のインプラントは、国内の中で長い歴史があります。

豊富な知識や経験を持つインプラントメーカーして、国内で京セラ社のインプラントを扱う歯科医院は数多く存在しています。海外メーカーのものよりも安価であり、骨と結合しやすいのが京セラ社のインプラントの利点です。

また、国内のメーカーなので、日本人の顎骨に合わせた作りとなっていて、調和が取れやすくなっているのも大きな特徴だといえます。

インプラントは2種類ラインナップがあり、チタン製のものとチタン+HAコーティングが施されたもので、骨の状態により使いわけされています。

歯科クリニックがどのインプラントを
扱っているのかも要チェック!

インプラントといっても、世界では100種類以上、日本国内でもその数、30種類以上あるといわれています。

種類が多い分、価格もインプラント治療の実績もさまざまです。治療実績の少ない為に、価格が安いインプラントもあります。

歯科クリニックによっては、治療の料金を抑えるために、そのような治療実績があまりないものや、安い素材のインプラントを使用していることも…。

もちろんすべてが粗悪なインプラントとは言い切れませんが、耐久性が低いインプラントが存在するのも事実です。

あまりにも価格が安い場合は、歯科医師にどこのインプラントを使用しているのか、確認してみることをおすすめします。

どのインプラントにもそれぞれの特徴があり、品質や特性はさまざまでインプラントの選択は容易ではありません。

治療を行うにあたり、歯科医さんが、どのメーカーの、どのインプラントを選ぶかによって治療の結果が左右されてしまうこともあると考えられます。

一方、治療実績が多いインプラントは世界的に多くの歯科クリニックで使われています

世界的にシェアされているインプラントであれば、耐久性・審美面でも問題がなく、高品質で信頼できるものと考えられます。安心して治療を受けるためには、代表的なインプラントメーカーを取り扱う歯医者さんを探すことも重要です。

ジルコニアインプラントは患者へのメリットが大きいですが、加工が難しい素材であるため、医師や技師の技術が必要になります。

こちらでは、歯学会で会員数が多い国際口腔インプラント学会(ICOI)の指導医が施術する都内のクリニックを紹介していますので、あわせてご確認ください。

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