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ジルコニアとチタン製のインプラントとの違い

現在、歯科治療で多く使われているチタン製のインプラントと、金属を使わない最新のジルコニア製インプラントの違いについて、わかりやすく解説していきます。

1:金属アレルギーリスクの違い

チタン製のインプラントは、金属の中ではアレルギーを起こしにくい金属です。これは、チタンの生体親和性(体に馴染みやすい性質)が高く、材質面でも安定している事が大きな理由です。

しかし、金属である以上アレルギーを起こす可能性もわずかながらあります。ごく稀に、チタンアレルギーという特殊なアレルギーも報告されているため、アレルギーがどうしても心配な人はジルコニアのインプラントがおすすめです。

ジルコニア製インプラントは金属製ではないので、チタンアレルギーなどのリスクも回避できるでしょう。

特に注意するべき「チタン合金」のインプラント

チタン製インプラントの安全性は広く知られているものの、「チタンさえ使われていれば安全」とは必ずしも言い切れません。

チタン製インプラントの中でも「チタン合金」は、金属アレルギーの人の場合特に注意が必要なのです。

チタン合金は、原材料としてパナジウムやアルミなどの金属が混ぜられることがあります。どちらもチタンに比べ金属アレルギーを引き起こしやすい素材のため、使用することで金属アレルギーを起こすリスクが高まってしまいます。

金属アレルギーが心配な人は、治療前に医師と相談し、純チタンか、ジルコニアインプラントを選ぶと良いでしょう。

純チタンは化学的に安定した金属であるため、経年変化が起きにくく、長期間使用してもアレルギーのリスクが低いのです。ジルコニアインプラントに関しては非金属なので、わずかでも金属アレルギーのリスクを避けたいとする人にとっておすすめできるインプラント素材です。

2:見た目、審美性の違い

インプラントの見た目の良し悪しは、種類にかかわらず「かぶせ物」というインプラントの上部構造の種類が大きく関わってきます。

歯茎のインプラントの上部構造は、事本的にセラミックやジルコニアで作られているのですが、このセラミックやジルコニアは歯の色や質感に似た材料です。インプラントを装着すると、歯列に調和して見た目が天然の歯と見分けがつかなくなるほど自然な仕上がりになります。

チタン製インプラントの場合、かぶせ物にオールセラミックを選択すると、見た目が一番自然になります。

ジルコニア製インプラントも、かぶせ物が歯茎と馴染みやすいため、見た目が悪くなることはありません

チタンが溶けることで歯茎が変色する?

チタン製インプラントで治療をすることによって、歯茎が黒ずんでしまうといわれていますが、実は必ずしもチタンが原因とはいいきれません

歯茎の黒ずみは金属が溶けてしまうことが原因であるといわれていますが、まずチタンは体に溶けないのです。

純チタン製のインプラントなら問題ありませんが、チタン合金の場合はチタン以外の金属が溶け出してしまう可能性があるので、気を付けましょう。

金属によって歯茎が黒ずむ原因として、銀歯が挙げられます。銀歯から溶け出した金属イオンの影響で、歯茎が黒く沈着してしまうとされています。

保険診療で作った銀歯は、長期間使用していく中で、その成分の一部が溶けだしてしまうことがあります。唾液などの刺激によって銀イオンなどが溶け出してしまうため、銀イオンが歯茎に沈着してしまうのです。

インプラント以外での歯茎の黒ずみの一般的な原因は、歯周炎や喫煙習慣が挙げられます。歯茎の状態が歯周炎などによって変化してしまうと、歯茎が黒ずんで見えてしまう場合があります。

喫煙習慣がある人の場合、タバコに含まれる着色性物質が影響します。煙による刺激によってメラニン色素が歯に沈着してしまい、歯茎も黒くなってしまうことがあるのです。

歯茎が下がることで現れるブラックライン

インプラントの施術を受けると、歯ぐきとの境目に黒ずみ(ブラックライン)が出てしまうことがあります。

金属が使われている部分は口腔内に露出しないため、通常なら見えてしまうことはありませんが、歯茎の状態が歯周炎などにかかり変化してしまうと、インプラントの下部構造体が歯茎を通して透けて見える可能性があります。

特にブラックラインが目立ちやすいのが、口元に光が当たったときです。歯の中心部分が薄暗く見えてしまい、他の人から見て不自然に思われやすいのです。特に前歯は目立ちやすく、光が当たりやすいので、ブラックラインに注意する必要があるでしょう。

ジルコニアの場合、ブラックラインの影響が現れにくいとされています。フルジルコニアのインプラントであれば、下部構造体も白っぽい見た目に。チタンなどの金属とは異なり、自然の歯に近い色調なので、歯茎の後退が現れてもブラックラインのような悪目立ちをすることは避けられるのです。

また、ジルコニアは光の透過性が高いので、メタルボンドのように歯の中心が薄暗くなることを避けられます。光が当たった時も自然に見えるので、良く晴れた日でも気にせず笑顔を見せられます。

3:インプラント治療にかかる費用の違い

残念ながら費用面では、チタン製インプラントに比べジルコニア製インプラントのほうが高額になります。その安全性や機能性から価格が高いのが一般的です。

4:MRI、CT検査でのリスク

金属でかぶせた歯やインプラントが原因で、病院で頭部のCTやMRIを撮る際に、ハレーション(金属が反射して筋状の線が現れる現象)が起こってしまうことがあります。

チタン製インプラントによってハレーションが起こると、診察の妨げになったり、MRIの画像が乱れたり、CTによる画像診断が影響してしまう可能性があります。

もちろんこれは可能性の話であり、現在主流の非磁性のチタンインプラントであれば、問題なくCT検査も受けられます。ただし、構造物に磁石が使われているタイプの場合、画像が乱れる恐れがあるため、検査前にインプラントをしていることを必ず担当医師に伝えましょう。

ジルコニアインプラントの場合、非金属のためハレーションが起こるリスクはありません。

CTやMRI検査のリスクがどうしても気になる場合は、ジルコニアインプラントを選択しても良いでしょう。

5:電磁波過敏症による問題

ジルコニアなら、電磁波過敏症による問題も安心です。

電磁波過敏症とは、電磁波を浴びることで身体が過敏に反応してしまう、なんらかの身体症状を引き起こしてしまうことをいいます。

この電磁波過敏症は症状として、頭痛や疲労、睡眠障害、精神ストレス、めまい、目の渇きなどが挙げられます。

特にチタンは電磁波を集めやすいといわれており、電磁波過敏症を患っている人の場合、問題となる可能性があります。

ジルコニアインプラントの場合、非金属なので、電磁波を集めるリスクはありません。

電磁波過敏症の人の場合、チタン製インプラントよりもジルコニアインプラントを利用したほうが良いかもしれません。

電磁波過敏症は科学的証明されていない

電磁波による影響について触れると、「使っているうちに電磁波過敏症になってしまうのでは?」と不安になる人もいるかもしれません。しかし、現在電磁波による明らかな症状が現れていない限り、気にする必要はないでしょう。

そもそも、電磁波過敏症は科学的には証明されていません。

電磁波過敏症の研究や実験が行われましたが、特定して電磁波に不調を感じる人は誰もいなかったそうです。

これにより、電磁波過敏症に関しては、自分が「電子機器は自分の具合を悪くしているのだ」と信じ込むと、実際に具合が悪くなるのではないか、という推測がされています。

よって、チタン製のインプラントを入れていても、現在何も症状が出ていない人は、電磁波過敏症について過度に心配する必要はないでしょう。

メタルフリー治療と金属アレルギー

歯科治療で使用される金属には色々な種類がありますが、こうした金属からイオンが口腔内に溶け出し、体調不良や金属アレルギーを引き起こすことが注目されるようになってきました。

私たち現代人は大気汚染や食物から摂取する添加物などに蝕まれ、免疫機能が著しく低下し、過剰反応が生じているのかもしれませんが、このような金属アレルギー発症の経緯から、金属を一切使用しないメタルフリー治療を行う歯医者が増えてきています。

現在、歯科治療で多く使われているチタンは、人体に対して親和性が高く、金属アレルギーの少ない金属で、医療分野でも、埋め込み型の心臓ペースメーカーや人工関節などで使われているように、体内に埋め込めるほど安心な金属です。

しかし、極めて少ないとはいえ、どんな金属であっても体質的に金属アレルギーを発症させてしまうという方もいます。

金属アレルギーをお持ちの方や体内に金属を埋めるのが不安な方は、ジルコニアインプラントを考えてみてはいかがでしょうか。

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