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【部位別】ジルコニアとセラミックのメリット・デメリット

インプラント治療に使用されるメタルフリー素材・ジルコニアとセラミック。

異なる特徴をもつため、治療部位や審美性によって使い分けられています。異素材と組み合わさっている場合もあり、どれが良いのか悩んでしまう場合も…。

インプラント治療を受ける前の基礎知識として、ジルコニアとセラミックを使ったインプラント素材の種類や部位別の向き不向きなどを比較しまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ジルコニアとセラミックの特徴

ジルコニアとセラミックを比較する前に、それぞれの特徴をみてみましょう。

強度のジルコニアと審美性のセラミック

ジルコニア

ジルコニアは、人工ダイアモンドともいわれ、大変硬い素材です。そのため、耐久性や強度が大変高いのが特徴です。セラミックの4~5倍の強度をもつとされています。

セラミック

セラミックは、陶器に似た性質の素材です。透明感があるため審美性が高く、より自然の歯の色に近いインプラント治療に向いています。

前歯のインプラント治療

前歯は、口元のみならず顔全体の印象を左右する部位です。そのため、インプラント治療では、審美性を追求する方が多いようです。

前歯のインプラント治療に使われることの多い素材

オールセラミック

オールセラミックは、その名のとおり全体がセラミックのみでできています。

【メリット】
  • 透明度に優れた素材であるため、審美性が高い
  • 生体親和性が高い
  • 汚れがつきにくい
【デメリット】
  • ジルコニアや金属に比較し耐久性が劣るため、奥歯には不向き

メタルセラミック

メタルセラミックは、金属製のフレームの表面にセラミックを焼き付けたものです。

【メリット】
  • 耐久性が高い
  • 比較的安価である
【デメリット】
  • 歯茎の黒ずみ(ブラックマージン)が現れやすい
  • 金属アレルギーの場合には使用できない

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは、表面はセラミック、内部はジルコニアでできた素材です

【メリット】
  • 高い審美性でありながらも、強度が優れている
  • 金属アレルギーの場合でも使用できる
【デメリット】
  • オールセラミックと比較し高額になる場合が多い

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックにレジンを配合したものです。

【メリット】
  • 軽度の損傷であれば、口腔内での治療が可能
  • 天然歯と同程度の硬さなので、周りの歯を傷つけにくい
【デメリット】
  • レジンには吸水性があるため、汚れがつきやすく変色しやすい
  • 強度が弱いので下顎には不向き
  • セラミックに比較し、審美性が劣る

二ケイ酸リチウムガラスセラミック

二ケイ酸リチウムガラスセラミックは、e-maxという歯科治療で使われています

【メリット】
  • 耐久性が高い
  • 適度な柔らかさがあるため、周りの歯を傷つけにくい
【デメリット】
  • 長期間の使用で変色する可能性がある

奥歯のインプラント治療

奥歯は、咀嚼や力を入れる時に食いしばるなど、日常的に負荷がかかりやすい歯です。そのため、耐久性や強度を重視したインプラント治療が多いようです。

奥歯のインプラント治療に使われることの多い素材

フルジルコニア

フルジルコニアは、ジルコニアのみを使ったインプラント素材です。

【メリット】
  • セラミックの4~5倍の強度がある
  • 金属アレルギーの場合でも使用できる
【デメリット】
  • オールセラミックに比較し審美性が劣る
  • とても硬い素材のため、噛み合う歯が傷つく可能性がある

ステイニングジルコニア

ステイニングジルコニアは、ジルコニアに色付けしたものです。

【メリット】
  • フルジルコニアに比較し審美性が高い
【デメリット】
  • 透明感などはオールセラミックに及ばない